写真・図版
インド東部ビシャカパトナムで2024年10月9日、日米豪印の共同海上訓練「マラバール」に参加するインド海軍の艦艇=石原孝撮影
  • 写真・図版

 日本の海上自衛隊と米豪印の海軍などによる海上共同訓練「マラバール」が、インド東部ビシャカパトナムの港で始まった。周辺地域で海洋進出を進める中国の存在を念頭にしているとみられ、関係の強化を図る。

  • TikTok禁止したインドは米国の味方? 外交でしたたかに存在感

 9日に港で開かれた共同記者会見で、4カ国の司令官は「ルールに基づく秩序」の重要性を強調。8~18日に潜水艦との戦闘を想定した射撃訓練などを実施する。

 海自は護衛艦ありあけを派遣。不審船対応などを担う特殊部隊「特別警備隊」も参加する。米海軍も駆逐艦デューイを派遣するなど、4カ国で計数千人が参加するとみられている。

 マラバールは、米国とインドの海上訓練として1992年に始まり、その後に日本や豪州も加わった。

 この4カ国は海洋安全保障や…

共有